アスポートに関わる人たちの声

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Aさん 大学生

自分のやったことや考えを評価してくれる場に出会えた

学習ボランティアには大学1年の夏頃から参加しています。印象に残っていることを3つのキーワードでお話しします。

1つ目は、「話さない子ども」です。私が「さぁ勉強しようか」という時に一番戸惑ったのがこれでした。「分かっているのか分からない」というのが勉強を教える側としては致命的です。しかし、言葉を交わさなくても勉強はできます。分かっているかどうかは手が動いているかどうかで分かるし、そっぽを向かれたら勉強がしたくないということです。つまり、「会話ができないから勉強ができない」「勉強する為に話せるようにしなきゃ」という考え方は少し違うのではないかと思いました。私が話しやすい状況や関係性を作るべき時は、話したいけど話せないから「話さない」、という時です。理由は、緊張や相手が悪い、会話が苦手など様々です。私の経験から、「話さなければならない状況で話せない」ということは大変ストレスがかかることです。そのストレスに耐えながら、勉強することは出来ませんし、出来たとしても100点の勉強法とは言えないでしょう。では、どうやって状況や関係性を作るのか。

経験上、上手くいっていると感じる一番の方法は、2つ目のキーワードの「笑い」です。笑えるということは、身体や心がリラックスしている証拠ですし、話をするきっかけになります。どんな些細な、くだらないことでも構いません。例えば、教科書の挿絵がみんな寄り目とか。最初の会話はハードルが低ければ低いほど良いと思います。その後に、もし話す機会があったら、「あぁこの人はどんなことでも聞いてくれるな」と思ってもえるかもしれないからです。

3つ目は、「出来ることだけ」です。私は勉強を教えることがあまり得意ではありませんが、それを無理にやろうと思いません。子どもとの関係を築きながら勉強も上手く教えることは到底1人で出来ることではないと思うからです。私は子どもの横に座って勉強の応援をしたり、面白いネタを考えたりしている方が適役なのではないかと思っています。

学習ボランティアを始めて、初めて年齢に関係なく自分のやったことや考えを評価してくれる場に出会えたと思います。子どもが変わっていく様子や、その変化に自分が関れていることを思うと、至らないところを不甲斐なく感じながらも、これからも続けていきたいと日々感じています。私の話が少しでも皆様の考えの足しになれば嬉しい限りです。

 

(大学2年生、女性)